ドラゴンヘッド

ドラゴンヘッドの情報ページです。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



近年において、日本は阪神淡路大震災、二度の中越地震を経験し、世界的にもスマトラ沖地震のような大被害をもたらした地震を経験した。

更には随分前から関東に直下型地震がくると言われ、それはいつ起こっても不思議ではないと考えられている。

災害が起こるとブームのように災害対策グッズが売れ、首都機能移転が議論される。
しかし、毎回一過性のものに終わりがちだ。

確かに大地震に襲われたらどこに逃げればよいのか、どうすればよいのか皆目見当もつかず、地下鉄などは閉じ込められたら危険かも知れないが、構造的には頑丈なはずだし、毎日の通勤通学に使わなければならないから、とりあえず使おうという程度の認識だろう。

災害に対して絶対の安全などないが、将来起こり得ることの幾何かを描いている警鐘としても考えてみることも必要な現実になってきているのかもしれない。
勿論、漫画の中では学問的な専門性に合わないところもあれば、現実味のない点も多々ある。

しかしながら、漫画なのであるから、エンターテイメント性を優先することには問題が無いし、重要な点はそれに加えて“今、この時に通じる”様々に考えさせられるテーマを作品に持たせていることであり、それは大変素晴らしいと思う。

ドラゴンヘッド(了)


ドラゴンヘッド (1) (ヤンマガKCスペシャル (519))
ドラゴンヘッド (1) (ヤンマガKCスペシャル (519))
著:望月 峯太郎


ドラゴンヘッド
ドラゴンヘッド
監督:飯田譲治


バイクメ~ン 1 (1) (ヤングマガジンコミックス)
バイクメ~ン 1 (1) (ヤングマガジンコミックス)
著:望月 峯太郎


バタアシ金魚 1 (1) (ヤンマガKCスペシャル)
バタアシ金魚 1 (1) (ヤンマガKCスペシャル)
著:望月 峯太郎



人気blogランキングへ←よろしければ、ポチっとお願いします
にほんブログ村 本ブログへブログランキングへ参加しています
スポンサーサイト



突然日本を襲った巨大震災を生き抜くサバイバルストーリー。

作者の望月峯太郎は『バイクメ~ン』『バタアシ金魚』などで独自の世界観と雰囲気を持つ作家で、特にクセのある絵柄は好き嫌いが分かれるところだろう。
かく言う筆者もこの作者の絵柄は苦手だと思っていた。

しかし、本作を読んで、絵柄で敬遠したままでなく、読んでみて良かった。
漫画でこんな表現方法があったのかと感心することさえあった。

ストーリーは、高校生の主人公が修学旅行途中の新幹線に乗っている最中、トンネルに差し掛かったところで巨大な揺れに襲われ、閉じ込められるところから始まる。

抜け出せるか分からない閉鎖空間で、正常な精神を保つことが難しい感覚を上手く表現しており、そこから続くもっと大きな災害の世界に移る前に読者をこの『ドラゴンヘッドの世界』に閉じ込めることに成功している。

読者はあたかも主人公達と同じように災害の世界に取り込まれた感覚になるだろう。

この効果は更に物語が進んでいった時に一層効力を発揮し、中盤から後半のストーリーの加速時に読者をダレさせない。

また、グロテスクではないが、登場人物に対する作者のある種容赦ない姿勢が、『どうせ助かるんだろう』と言ったような予定調和的、ご都合主義的な考えを差し挟む余地を最小に抑えており、変に冷めさせることもない。

この辺りは、映画などと比較するよりも、大ヒットしたゲーム『バイオハザード』などと較べた方が面白いかも知れない。
読者(=プレイヤー)を物語の世界に捕らえ、何が起こるかわからないという感覚を常に与え続けるという手法だけでなく、この漫画作品を読んだ感覚は一人称の視点からパニックの中をサバイバルしているものに近いと思う。

それ程ストーリー、表現ともに評価できる。


ドラゴンヘッド (1) (ヤンマガKCスペシャル (519))
ドラゴンヘッド (1) (ヤンマガKCスペシャル (519))
著:望月 峯太郎


ドラゴンヘッド
ドラゴンヘッド
監督:飯田譲治


バイクメ~ン 1 (1) (ヤングマガジンコミックス)
バイクメ~ン 1 (1) (ヤングマガジンコミックス)
著:望月 峯太郎


バタアシ金魚 1 (1) (ヤンマガKCスペシャル)
バタアシ金魚 1 (1) (ヤンマガKCスペシャル)
著:望月 峯太郎



人気blogランキングへ←よろしければ、ポチっとお願いします
にほんブログ村 本ブログへブログランキングへ参加しています










FC2 Blog Ranking
FC2 Blog Ranking
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。