ビッグバン宇宙論 その3

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現代において、ゼロベース思考のようなブレイクスルーを導く方法論やアプローチが考えられているが、既存の権威や人々全てに同様のアプローチを持たせることはできないのだ。

誰しもが過去の成功に縛られ、過去の失敗に捕らわれるのだ。

それは人間であれば抗うことのできない性なのかもしれない。
もしかしたら、人間は経験を積むことによりそうなってしまうのかもしれない。

それは、アルバート・アインシュタインですらも逃れられないものだった。
有名な、一般相対性理論の解を補正するために、『宇宙項』なるものを追加したことなどはそうであったのかもしれない。

『静的な宇宙』という『思い』に捕らわれてしまったのかもしれないが・・・。


人間は、きっと誰しもが根本として、『正しさ』や『正しいこと』を決めるのは人間ではないことを知っている。
しかし、『“正しさ”や“正しいこと”とは何か?』ということは別のことであると考えているのではないか。

『“正しさ”や“正しいこと”とは何か?』の定義には、主観が入る。
主観を持った『自分』が正しいと考えたことが正しいことになる。

自然科学においてすら、『正しいこと』が『正しいと認められること』とならないのは違和感がある。
しかしこの分野においても、『正しさを持った新説』が権威を持って正しいと一般に認められるためには、過去の権威を持つ人々が鬼籍に入り、過去の考えが一掃されることが必要なのだ。

人間の歴史において、過去が無ければ現在は存在できず、しかし未来に向かって進むためには過去を振り切る必要もある。
そんな二律背反的な難しさ、多くは現代に生きる我々が日常で良く目にする光景・・・毎日メディアを賑わしている社保庁の問題を初めとした既得権益者達による変われない社会、新しいことに挑戦する杭を叩いて潰す会社の指導者・・・そう言ったものの根本を、この本の中でもまた見出すことができるような気がする。


人間が歴史的に持つ閉塞感に息が詰まってしまいそうな目眩を感じるが、一方で、この本の中ではそれらを乗り越えて新たな知見を見出し、未踏の領域へ踏み出すのもまた人間の持つ能力であり、集積された知識と知恵、そしてたゆまぬ努力とそれを支える不滅の好奇心であることが分かり、希望を持つことができるのである。


ビッグバン宇宙論 (上)
ビッグバン宇宙論 (上)
著:サイモン・シン


ビッグバン宇宙論 (下)
ビッグバン宇宙論 (下)
著:サイモン・シン



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